パキスタンの伝統音楽とジャズが文化の垣根を超える、『ソング・オブ・ラホール』が見せるエンパシーの力。
『ソング・オブ・ラホール』はパキスタンの伝統音楽を演奏するバンドがニューヨークの舞台に立つというドキュメンタリー。 パキスタンの伝統楽器の名手とニューヨークのジャズの巨匠が出会
なぜアメリカ人は銃で殺し合うのか、『ボウリング・フォー・コロンバイン』が明らかにする恐怖と差別の歴史。
いまやすっかり有名人のマイケル・ムーアが2002年に撮り、出世作となった『ボウリング・フォー・コロンバイン』。 ミシガン州で生まれ、銃とともに育ち、少年のころにはNRA(全米ライフル協会)から賞をもらったという経歴を持つ
映画史上最も有名な未完の映画『ホドロフスキーのDUNE』は完成しなかったからこそ意味があった?
映画史上最も有名な未完の作品ともいわれる『DUNE』。『エル・トポ』『ホーリー・マウンテン』などを監督したアレハンドロ・ホドロフスキーが、フランク・ハーバートのSF小説をもとに2年半の歳月をかけて準備した作品だった。 こ
放射性廃棄物の問題を描いた『100,000年後の安全』を見て未来の人類を信頼したくなった。
放射性廃棄物の最終処分場として建設が進むフィンランドの「オンカロ」。耐用年数10万年といういまだかつてない建造物は地下深くにある18億年前の地層に掘られている。 ドキュメンタリー作家のマイケル・マドセンは建設現場を取材、
『デヴィッド・リンチ アートライフ』でその世界観の源泉を垣間見る
『ツイン・ピークス』などで知られる映画監督のデヴィッド・リンチは絵画や立体作品を発表するアーティストでもある。そんなデヴィッド・リンチが映画監督/アーティストとなるまでの歩みを、自身へのインタビューによって解きほぐしてい
本当の戦場にカメラが入る。存在を消したカメラが写したのは本物の恐怖と陶酔-『アルマジロ』
アフガニスタンの最前線基地のひとつアルマジロ基地。2009年、その基地に派遣された若いデンマーク兵たち。初めての実践を経験する彼らは何を思うのか。 本物の戦場で戦う兵士にカメラが密着した衝撃的なドキュメンタリー。本物の戦
ギターは銃よりも強し!『トゥーマスト ギターとカラシニコフの狭間で』は伝えることで戦う知られざる民族の迫害の歴史を描く。
北アフリカのサハラ砂漠で古くから遊牧民族として生きてきたトゥアレグ族。独自の言語や文化を持つ彼らだが、居住地域が5つの国に分散され、差別を受けるなど苦難の歴史を送ってきた。1970年代にはマリやニジェールから迫害を受け独
『ふたりのイームズ 建築家チャールズと画家レイ』伝記が紐解くアメリカの戦後、女性の忍従と活躍の歴史
「イームズ・チェア」で有名なイームズ・デザインを創設したチャールズとレイのイームズ夫妻。もともと建築を志していたチャールズと、画家だったレイがなぜ家具のデザインをすることになったのか、そして家具にとどまらず建築はもちろん
『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』建築である前に教会であることから見えるガウディが目指した世界
アントニ・ガウディの名建築で世界遺産でもあるバルセロナの「サグラダ・ファミリア」、100年以上前に作られ始め、今も建設中であることはあまりにも有名。そのサグラダ・ファミリアの建設に携わる人々へのインタビューと、ガウディの
『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』の既視感と、戦う上での繰り返しの大事さ
ジェレミー・セイファート監督のセルフドキュメンタリー『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』はタイトル通り、遺伝子組み換え食品とは何なのかを追求したドキュメンタリー映画です。 GMのことを誰も知らない 追求とは言っても、タイ