震災で感じた動物の生死を人間が決めることの意味-『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』
宮城県出身の監督が、震災から一週間後、故郷を訪ねる。被災者たちにどう声をかけていいかわからない彼は、呆然と佇み、そこで見かけた犬の姿を見て、ペットたちも被災したことに気づく。そして、被災した動物たちがどうなっているのかを
原発事故で見つめ直す自然との関係、富岡町から避難せずに残った男と牛たちの物語『ナオトひとりっきり』
2011年3月11日の夜、福島第一原発の事故により周囲2キロの住民に対する避難指示が出された、その範囲は徐々に広がり12日には20キロ圏内まで拡大された。 震災当時、原発から12キロに位置する富岡町で暮らしていた松村直登
『ヘアスプレー』はシンプルに面白い青春映画であり、音楽が黒人差別を解消してきた歴史を物語る映画でもある。
2007年に製作されヒットしたミュージカル映画。公民権運動が盛り上がりを見せる1960年代の高校生の姿を描いた青春ミュージカルで、原案はジョン・ウォーターズによる1988年の同名映画。
又吉直樹原作の映画『劇場』は「なんのために生きるのか」を問う
画廊に飾られた作品に目を留めた男と女、男は女を誘うとするが金がなく諦めようとするが、二人は結局カフェで話をすることに。その男・永田は同級生と劇団を立ち上げた売れない劇作家、女・沙希は服飾学校に通う学生だった。 しばらくし
『ブラック・クランズマン』は楽しいサスペンス・コメディだが、人種差別と映画の100年を考えさせる映画でもある。
1979年、コロラド州コロラド・スプリングス、警察官募集(マイノリティ歓迎)の横断幕を見て警察官に応募した黒人のロン・ストールワースは、唯一の黒人警察官として見事に採用されるも退屈な仕事しか任されず、署長に潜入捜査をさせ
#BlackLivesMatter について考えるための20本の映画
2020年5月25日に起きた、ジョージ・フロイドさん暴行死事件。これを機に、アメリカの人種差別に対する抗議運動が盛り上がりを見せ「#BlackLivesMatter(黒人の命も大切だ)」運動へと発展しました。 白人警察官
黒人はなぜ殺され暴動が起きたのか。『ドゥ・ザ・ライト・シング』から考える黒人自身と社会の問題
後をたたない白人警察官による黒人の殺害事件。起きるたびに大きく報道され、抗議活動が行われてきました。その歴史をたどることももちろん有意義ですが、映画はそれをどう扱ってきたのかを振り返ると、暴行事件とアメリカ社会と黒人の関
配給会社東風が「仮設の映画館」をオープン、映画館と配給を応援しよう!
新型コロナウイルスの流行で多くの映画館が閉館を余儀なくされています。大手のシネコンも大変でしょうが、ミニシアターは存続の危機にあります。そこで、ミニシアターを助けようとmotion galleryでミニシアターエイドとい
#外出しなくても映画は観れる UPLINK Cloudの3ヶ月60本以上見放題は神プラン
新型コロナウイルス感染拡大防止のために広く外出自粛が訴えられ、緊急事態宣言が出された都府県では映画館が続々しまっています。 そんな中、UPLINK配給の映画が3ヶ月60本見放題という超お得プランを打ち出しました。その値段
『パーフェクト・レボリューション』-本当の障害は見えない、そのありかがわかれば革命は起きる
障害者と性の問題について訴え続ける脳性マヒの活動家・熊篠慶彦の体験をもとに、重度障害者と風俗嬢の恋愛を描いたラブストーリー。リリー・フランキーが熊篠さんを演じ、清野菜名が相手役を務めた。障害についての映画というよりは、ラ