障害者の遅れてきた思春期を描いた傑作ドラマ『37セカンズ』で、私が気づいたのは自分の心にある“距離”。【東京国際映画祭2019】
脳性麻痺の影響で車椅子生活を送る23歳のユマは、親友のマヤカと2人で漫画を描いて人気を得ていた。ただ、表舞台に出るのはマヤカで漫画を書くのはユマ、マヤカはユマの存在をファンの目から隠していた。 ユマは自分の作品でデビュー
ノリウッドはナイジェリアの未来を明るく照らす?アートで未来を切り開く若者を描いた『緑・白・緑』
ナイジェリアは今や世界で最も多く映画が作られている国で、その製作本数は2000本以上とも言われます。日本ではなかなか見れないのですが、Netflixにあったので、そのうちの1本『緑・白・緑~モザイクに輝くダイヤ~』を見て
Netflixで見られるノリウッド(ナイジェリア)映画12本【2019年10月】
年間2000本以上が作られているという映画大国ナイジェリア。その映画はハリウッドになぞらえられて「ノリウッド映画」と呼ばれ、世界的な認知も広がっています。 ナイジェリアでここまで映画が作られるようになったのは、国民の絶大
展開の読めないドキュメンタリーが観る側の心理をえぐる。記憶喪失になった双子の兄弟になぜ事実を隠したのか。-『本当の僕を教えて』
18歳で片割れが記憶喪失になった双子に35年後にインタビューを行い作られたNetflixオリジナルドキュメンタリー作品。2人が語る過去も驚きだが、映画はその裏にあるさらなる驚きの事実を明らかにしていく。 あらすじ 交通事
ドキュメンタリー映画はスリリングな方が面白い。ロシアのドーピング渦を間近で体感する-『イカロス』
自転車のアマチュアレースに参加するブライアンは、自転車競技の英雄ルイス・アームストロングのドーピングに衝撃を受け、自分もレースでドーピングをしてもばれないかどうか実験してみることにする。 3ヶ月に渡り実験を行い、レースに
ロシアのドーピング疑惑から北朝鮮、記憶喪失の双子まで。Netflixで注目のスリリングなドキュメンタリー映画7本【2019年10月】
Netflix(ネットフリックス)で観られるドキュメンタリー映画の中からそんなスリリングな作品を集めてみました。これらの作品はスリリングなだけでなく、その奥には必ず現代社会が抱える問題が隠されているのもまた魅力になっています。
アジアと欧米で異なるLGBTと家族の関係。NY在住の中国人ゲイカップルが子どもを持ったら?-『僕の家族のすべて』
NY在住のゲイの中国人と家族の関係を描いたNetflix制作の40分の中編ドキュメンタリー。 ハオ・ウーは20年前に中国を出てアメリカに移り住み、今はパートナーのエリックと代理母出産で子どもを迎える準備をしている。ハオは
Netflixで観られるLGBTQ関連のドキュメンタリー映画14本【2019年10月】
Netflix(ネットフリック)で観られる優れたドキュメンタリー映画作品の中から、LGBTQに関連する14本をご紹介します。見ごたえのある作品ばかりです!
セクシャリティを自分に問う“Q”から始まる他者理解。ブラジルのLGBTQを描いた『ラエルチのすべて』
ブラジル人の漫画家ラエルチはMtoFのトランスジェンダー。60歳近くになって女性になり、子どもと孫もいる。ドキュメンタリー映画『ラエルチのすべて』はそのラエルチへのインタビューと作品からブラジルでトランスジェンダーである
アンジェイ・ワイダの遺作『残像』が教えてくれる社会が芸術を必要とする理由。
芸術は大衆の要求を満たさなければならないそれが芸術の目的だ。 こんな言葉が映画『残像』に登場します。 『残像』は、ポーランドの実在の芸術家ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキを主人公にしたアンジェイ・ワイダの遺作で、共産主