タイニーハウスは何かが欠けているからうまくいく。ー『Simplife』
「タイニーハウス」って聞いたことありますか? 私は取材がきっかけでタイニーハウスを知ることになり、ここ何年か興味を持ち続けています。今回紹介するのは、取材で知り合ったタイニーハウスビルダーの竹内友一さんがプロデュースした
「おっさんずラブ」ではLGBTへの偏見はなくならない?ー『メゾン・ド・ヒミコ』
ドラマの「おっさんずラブ」が人気だったそうで、少し前には把瑠都さんが主演の「弟の夫」も話題になっていたし、昨今のLGBTへの意識喚起を受けて、いよいよゲイもののドラマは市民権を得てきたのかなという感じはしますね。「おっさ
独裁国家を成り立たせる大きな物語は小さな物語によって破られる。ー『独裁者と小さな孫』
もう20年近く前になるだろうか、『サイクリスト』を観たときからモフセン・マフマルバフが好きで、の時に読んだ『アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない、恥辱のあまり崩れ落ちたのだ』はいまだに心の深いところに残る一
私たちの世界は広がっただろうか?『パラダイス・ナウ』を観て、パレスチナと自分のこの10年を振り返る。
uplink cloudでパレスチナ人監督ハニ・アブ・アサドの2作品を無料公開しているとのことで、先日『オマールの壁』を観ましたが、もう1本の『パラダイス・ナウ』も観ることにしました。この作品は以前(調べたら2008年で
パレスチナでも若者は恋をする、パレスチナを身近に感じさせるサスペンス『オマールの壁』
アメリカが大使館をエルサレムに移したことを発端にして、パレスチナで多くの死者が出ることになった。緊張が続くパレスチナでは、どんな小さなものでもきっかけさえあれば衝突が表面化し、死者が出る。そのニュースは日本でも報じられた
電子書籍を作ることは、小さな物語を集めた”箱”を作ることである。
私はもう20年近くもウェブ上に文章を書いてきて、その数は数えられないほどです。自分のサイトにまとまっているものもあれば、あちこちのサイトに掲載されているものもあり、その中には署名があるものもあればないものもある。そもそも
『ふたりの死刑囚』は社会の犠牲者か?拘禁の過酷さと司法制度への疑問。
東海テレビのドキュメンタリーはこれまでいくつも紹介してきましたが、色々な試みの一つとして、今回まとめて電子書籍にしてみることにしました。内容はここに載せているのとほとんど変わらないので、多少読みやすくなった以外の意味はな
マック赤坂の真実を知ると、泡沫候補が多様な社会の代弁者に見えてくる。『立候補』
昔から、泡沫候補と言われる人たちのことが気になっていた。マック赤坂、羽柴誠三秀吉、又吉イエス、秋山祐徳太子、古くは赤尾敏。 なぜなのか考えたことはなかったけれど、とにかく気になっていた。彼らに投票することは決してなかった
観察映画を観察するとわからなくなる自分と世界との境界ー『港町』
ドキュメンタリー映画『港町』は、想田和弘監督が前作『牡蠣工場』の撮影の時に出会った老人を撮っているうちに出来上がった映画だ。想田監督は自分の作品を”観察映画”のシリーズとして発表していて、この作品も「観察映画第7弾」と題
Netflixを試して見つけた「じゃがいも本位制」の社会からローカリゼーションを考えるー『物ブツ交換』
Netflixにはいろいろいいドキュメンタリーがあると聞いていたので、ブログを書く動機づけの一つにもなるかなと思ってお試しに契約してみた。 本当に色々といいドキュメンタリーがラインナップされるので、それは追々紹介するとし