嘘は罪か『作家、本当のJ.T.リロイ』が投げかける創作の嘘と不寛容な社会への疑問
20代の女性ローラ・アルバートは自分の中でターミメーターと言う少年を作り出し、心療内科に電話相談をしていた。医者のすすめで文章を書いてみるとそれが居者や作家に評価される。ローラはその後結婚し子供も生まれ安定していたが、あ
ロシアのドーピング疑惑から北朝鮮、記憶喪失の双子まで。Netflixで注目のスリリングなドキュメンタリー映画7本【2019年10月】
Netflix(ネットフリックス)で観られるドキュメンタリー映画の中からそんなスリリングな作品を集めてみました。これらの作品はスリリングなだけでなく、その奥には必ず現代社会が抱える問題が隠されているのもまた魅力になっています。
アジアと欧米で異なるLGBTと家族の関係。NY在住の中国人ゲイカップルが子どもを持ったら?-『僕の家族のすべて』
NY在住のゲイの中国人と家族の関係を描いたNetflix制作の40分の中編ドキュメンタリー。 ハオ・ウーは20年前に中国を出てアメリカに移り住み、今はパートナーのエリックと代理母出産で子どもを迎える準備をしている。ハオは
Netflixで観られるLGBTQ関連のドキュメンタリー映画14本【2019年10月】
Netflix(ネットフリック)で観られる優れたドキュメンタリー映画作品の中から、LGBTQに関連する14本をご紹介します。見ごたえのある作品ばかりです!
セクシャリティを自分に問う“Q”から始まる他者理解。ブラジルのLGBTQを描いた『ラエルチのすべて』
ブラジル人の漫画家ラエルチはMtoFのトランスジェンダー。60歳近くになって女性になり、子どもと孫もいる。ドキュメンタリー映画『ラエルチのすべて』はそのラエルチへのインタビューと作品からブラジルでトランスジェンダーである
香港の民主化運動に共感せざるを得ない!十代が本気で社会を変える物語『ジョシュア』
香港で今起こっている民主化運動である「雨傘運動」とは一体どのような運動なのか、どんな歴史的な背景があり、なぜ彼らはあんなにも必死なのか、香港のニュースをあまり注視してこなかった私にはよくわかりませんでした。 そんな時に出
【追悼:アニエス・ヴァルダ】フレームを変えれば現実は肯定できる、若い写真家とアニエス・ヴァルダの肯定の旅。『顔たち、ところどころ』
アニエス・ヴァルダが亡くなったことがあまりに話題にならないことに正直驚いています。そんなに知られてない監督だったんだねぇと。まあ、今どきヌーヴェル・ヴァーグの映画なんて観たことある人のほうが少数なのかもしれません。「映画
【追悼:アニエス・ヴァルダ】人生の断片を敷き詰めた自伝的映画『アニエスの浜辺』から見えるヴァルダの魅力と退屈さの深み。
2019年3月29日に亡くなった映画監督アニエス・ヴァルダ。私も大好きな映画監督の一人でした。 しかし、意外と日本では知られていないのか、VODで映画を観られるわけでもなく、レンタルDVDも限られた作品しかなく、DVD化
個が消失することの高揚感と神輿の不思議な力、映画『Mikoshi Guy 祭の男』
『Mikoshi Guy』というタイトルを見て何を思いますか?とにかくお神輿を担ぐのが好きな男?どうして英語?なのとか? 神輿って日本で暮らしていればほとんどの人が目にしたことがあるものだと思います。でも、実際に毎年お祭
死者を抱えることの意味、映画『盆唄』の「想起させる力」。
東日本大震災から8年が経ちました。毎年3月11日にはいろいろなことを考えます。今年もいろいろ思い出す中で、比較的最近見た映画『盆唄』のことを考えました。 東日本大震災の捉え方は人それぞれだと思います。ただ、直接の被害にあ