メジャーなところでも、Hulu、Netflix、Amazonビデオなどさまざまなビデオ・オン・デマンドサービスがここ数年で登場した。
日本、アメリカ、韓国などの映画会社、テレビ局などとそれぞれが契約をし、魅力的なコンテンツを集めることで競争を繰り広げていて、どこと契約したらいいかは本当に人それぞれという感じだ。私も、 Hulu もNetflix も試しに見はしたけれど、今契約しているのはAmazon Primeだけで、特にVODが目当てというわけでもない。最近、スカパーを契約したがそれはまた別の話。
さて、そんな群雄割拠に時代の中で、個性的なVODも登場してきている。少し前に紹介したUplink Cloud もその一つで、他では見られない作品を配信している。そして、もう一つ「VICE+」 というものが登場した。「VICE」はアメリカを本拠とするメディアで、若者に向けて、カルチャーを中心に社会問題を発信している。日本でもサイトが有るほか、Abema TVでも専門のチャンネルを持つなどの展開を見せている。
そのVICEの動画を配信する会員制のVODが「VICE+」だ。始まったばかりでまだコンテンツの数もあまり多くないが、中でも注目に値するのはアメリカのケーブルテレビ局HBO向けに制作されたオリジナルのドキュメンタリーシリーズ「VICE on HBO」の作品が見られることではないか。扱うのは、脱北、インド・パキスタン国境、アフガニスタンの少年兵などなどだ。
他の作品もスパイク・ジョーンズ脚本・監督の短編映画『アイム・ヒア』、ロックンロール・バンド「モーターヘッド」を率いるレミー・キルミスターを追った長編ドキュメンタリー『極悪レミー』など、独特で興味深い。
ここで配信される作品は「ソーシャルシネマ」という言葉からイメージされる、良い社会のためにという作品とは異なるが、先鋭化する世界の先端の部分を扱っているようで、社会というものを捉えるためには必要な視座を提供してくれる。「ソーシャル」というのは自分の足元から広がっていくものだが、歩を進めていくためには尖鋭的な部分への創造力も持ち合わせていなければならない。これからの世界に置ける自分のあり方を考えていく上では全体を見つめる視点が必要なのだ。
いま登録すると、1ヶ月無料体験が出来るということなので、気になった人は是非。
https://plus.vice.com/
https://socine.info/2016/12/26/vice-plus/ 2016-12-26T18:23:04+09:00 ishimura News HBO,VICE,VOD,スパイク・ジョーンズ メジャーなところでも、Hulu、Netflix、Amazonビデオなどさまざまなビデオ・オン・デマンドサービスがここ数年で登場した。
日本、アメリカ、韓国などの映画会社、テレビ局などとそれぞれが契約をし、魅力的なコンテンツを集めることで競争を繰り広げていて、どこと契約したらいいかは本当に人それぞれという感じだ。私も、HuluもNetflixも試しに見はしたけれど、今契約しているのはAmazon Primeだけで、特にVODが目当てというわけでもない。最近、スカパーを契約したがそれはまた別の話。
さて、そんな群雄割拠に時代の中で、個性的なVODも登場してきている。少し前に紹介したUplink Cloudもその一つで、他では見られない作品を配信している。そして、もう一つ「VICE+」というものが登場した。「VICE」はアメリカを本拠とするメディアで、若者に向けて、カルチャーを中心に社会問題を発信している。日本でもサイトが有るほか、Abema TVでも専門のチャンネルを持つなどの展開を見せている。
そのVICEの動画を配信する会員制のVODが「VICE+」だ。始まったばかりでまだコンテンツの数もあまり多くないが、中でも注目に値するのはアメリカのケーブルテレビ局HBO向けに制作されたオリジナルのドキュメンタリーシリーズ「VICE on HBO」の作品が見られることではないか。扱うのは、脱北、インド・パキスタン国境、アフガニスタンの少年兵などなどだ。
他の作品もスパイク・ジョーンズ脚本・監督の短編映画『アイム・ヒア』、ロックンロール・バンド「モーターヘッド」を率いるレミー・キルミスターを追った長編ドキュメンタリー『極悪レミー』など、独特で興味深い。
ここで配信される作品は「ソーシャルシネマ」という言葉からイメージされる、良い社会のためにという作品とは異なるが、先鋭化する世界の先端の部分を扱っているようで、社会というものを捉えるためには必要な視座を提供してくれる。「ソーシャル」というのは自分の足元から広がっていくものだが、歩を進めていくためには尖鋭的な部分への創造力も持ち合わせていなければならない。これからの世界に置ける自分のあり方を考えていく上では全体を見つめる視点が必要なのだ。
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Kenji
Ishimura ishimura@cinema-today.net Administrator ライター/映画観察者。
2000年から「ヒビコレエイガ 」主宰、ライターとしてgreenz.jp などに執筆中。まとめサイト→https://note.mu/ishimurakenji
映画、アート、書籍などのレビュー記事、インタビュー記事、レポート記事が得意。 ソーシネ
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