ドラマとしては面白い『グローリー 明日への行進』が社会派BLM映画としてはヌルいわけ。
1964年、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師はノーベル平和賞を受賞したが、アメリカ特に南部では黒人差別はまだまだ当たり前のことであり、公民権法が成立しても黒人の有権者登録は白人の役人によって拒否され続けていた。
そういうことか!公民権運動と現代のつながりが外からの目でクリアに見える『ブラックパワー・ミックステープ』
映画『ブラックパワー・ミックステープ~アメリカの光と影~』は、1967年から1975年の間にスウェーデンのテレビ局が公民権運動について取材したテープに、現代(2010年ころ)のアメリカの黒人たちの証言を載せたドキュメンタリー映画だ。当事者ではない私たちにはかなり多くの学びがある作品になった。
公民権運動とBLMをつなげる“目撃者”はなぜヒーローたちの死を描いたのか-『私はあなたのニグロではない』
アメリカの歴史を考える上で避けて通れない公民権運動、BlackLivesMatter運動を考える上でも知っておかなければいけない過去です。公民権運動については長年に渡って様々な映画が作らていますが、その中でも比較的最近作
60年代、KKKに捜査のメスを入れたFBIが象徴するものとは-『ミシシッピー・バーニング』をBLM視点から見てみえたこと。
1964年の夏、公民権運動家が殺される。行方不明となった彼らの捜索のため、ミシシッピーの小さな町にFBIの捜査官が派遣された。80年代には問題提起になった映画だが、30年以上がたった現在からはどう見えるだろうか。