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謎めいた写真家が”物語”を切り取ったのは何のためか。折り重なる物語をどう切り取るか。ー『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』

何かアート系のドキュメンタリーがみたいなと思って、写真も好きだし、謎めいた写真家というのも面白そうだしというので何の気なしに見はじめたのだけれど、観てみたら今まさに問題意識として持っている“物語”についての映画で色々考え
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「印象操作」は社会を変えるか、ガエル・ガルシア・ベルナルが80年代の広告マンを演じる『NO』

私はここで「ソーシャルシネマ」などと銘打って「ソーシャル」について偉そうに語っているわけですが、「社会を変えたい」とか思っているわけでは決してありません。 ただ、自分が関心がある社会課題についてより多くの人に関心を持って
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エドワード・スノーデンと「共謀罪」、プライバシーと民主主義ー『シチズンフォー スノーデンの暴露』

テロ等準備罪に加計学園、忘れられつつある森友学園といろいろ、なんとも嫌になる政治ニュースばかりで、半ばあきらめ気分の今日このごろですが、そんなことではいけないと思って、「共謀罪」について考える材料になるかと、前から気にな
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振り回されるのはいつも庶民。問題は賛成か反対かではなく選択肢ー『長良川ド根性』から沖縄へ

GWもスカパーでやっていた東海テレビのドキュメンタリー特集。年に2回くらいやっているようなので、気になる方は次の機会をお待ち下さい。 今日はその中から、作品としては軽め(テーマは軽くないですが)の『長良川ド根性』です。
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LGBTにダウン症、差別との闘いを無にしないために、『チョコレート・ドーナツ』を世界ダウン症の日に観る。

今日は「世界ダウン症の日」ということなので、ダウン症に関係する映画は何か無いかと探して思い出した『チョコレート・ドーナツ』を紹介します。 舞台は1979年のアメリカ、自分がゲイであることを押し殺して来たと思われるポールが