原発事故で現実を奪われた『プリピャチ』に暮らす人々は夢の中で現実とは何かと問う
1998年、チェルノブイリ原発から4キロに位置する町プリピャチにカメラが入る。原発から30キロ以内は立入禁止区域で、そのエリア「ゾーン」からものを持ち出すことはできない。しかし、そのプリピャチには畑を耕し魚を獲って暮らす
放射性廃棄物の問題を描いた『100,000年後の安全』を見て未来の人類を信頼したくなった。
放射性廃棄物の最終処分場として建設が進むフィンランドの「オンカロ」。耐用年数10万年といういまだかつてない建造物は地下深くにある18億年前の地層に掘られている。 ドキュメンタリー作家のマイケル・マドセンは建設現場を取材、
『デヴィッド・リンチ アートライフ』でその世界観の源泉を垣間見る
『ツイン・ピークス』などで知られる映画監督のデヴィッド・リンチは絵画や立体作品を発表するアーティストでもある。そんなデヴィッド・リンチが映画監督/アーティストとなるまでの歩みを、自身へのインタビューによって解きほぐしてい
『今、僕は』から考える引きこもり問題。原因は社会の多様性の欠如か。
引きこもりの二十歳の青年・悟は、母親と二人暮らし。母が作ってくれる食事も取らず、ジャンクフードを食べながらゲームをする日々を送ってる。そんな悟に仕事をさせようと、母親が知人・藤澤に頼みワイナリーの仕事に連れ出してもらう。
アフリカから消費者へのメッセージ『おいしいコーヒーの真実』が広めたフェアトレード
アフリカ最大のコーヒーの産地エチオピア、そのエチオピアのオロミア州の農協連合会の代表タデッサ・メスケラはコーヒー価格の下落を嘆く。彼は貧困にあえぐコーヒー農家たちが正当な収入を得ることができるためにさまざまな対策を練り、
本当の戦場にカメラが入る。存在を消したカメラが写したのは本物の恐怖と陶酔-『アルマジロ』
アフガニスタンの最前線基地のひとつアルマジロ基地。2009年、その基地に派遣された若いデンマーク兵たち。初めての実践を経験する彼らは何を思うのか。 本物の戦場で戦う兵士にカメラが密着した衝撃的なドキュメンタリー。本物の戦
ギターは銃よりも強し!『トゥーマスト ギターとカラシニコフの狭間で』は伝えることで戦う知られざる民族の迫害の歴史を描く。
北アフリカのサハラ砂漠で古くから遊牧民族として生きてきたトゥアレグ族。独自の言語や文化を持つ彼らだが、居住地域が5つの国に分散され、差別を受けるなど苦難の歴史を送ってきた。1970年代にはマリやニジェールから迫害を受け独
『ふたりのイームズ 建築家チャールズと画家レイ』伝記が紐解くアメリカの戦後、女性の忍従と活躍の歴史
「イームズ・チェア」で有名なイームズ・デザインを創設したチャールズとレイのイームズ夫妻。もともと建築を志していたチャールズと、画家だったレイがなぜ家具のデザインをすることになったのか、そして家具にとどまらず建築はもちろん
『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』建築である前に教会であることから見えるガウディが目指した世界
アントニ・ガウディの名建築で世界遺産でもあるバルセロナの「サグラダ・ファミリア」、100年以上前に作られ始め、今も建設中であることはあまりにも有名。そのサグラダ・ファミリアの建設に携わる人々へのインタビューと、ガウディの
遺伝子組み換え(GM)について考える出発点になる映画『モンサントの不自然な食べもの』
フランスのジャーナリスト、マリー=ドミニク・ロバンが遺伝子組み換え食物(GMO)の最大手企業モンサントについてインターネットと関係者へのインタビューで調査を行い、その真の姿を明らかにしようとする。 モンサントはもともと化