振り回されるのはいつも庶民。問題は賛成か反対かではなく選択肢ー『長良川ド根性』から沖縄へ
GWもスカパーでやっていた東海テレビのドキュメンタリー特集。年に2回くらいやっているようなので、気になる方は次の機会をお待ち下さい。 今日はその中から、作品としては軽め(テーマは軽くないですが)の『長良川ド根性』です。
選択を許されなかった、すべての虐げられた人々に捧げられた映画『ムーンライト』
アカデミー賞で作品賞を受賞した『ムーンライト』。 アカデミー賞も、昨年の受賞者が白人ばかりだったりして、今年も『ラ・ラ・ランド』が最有力と言われる中、ほぼ100%黒人しか出演していないこの映画が獲ったということは、映画の
信仰や宗教の話ではなく、寺社という存在の意味を考えるー『樹木希林 わたしの神様』
「信仰」や「宗教」というと日本人の多くは身構える。それはなぜなのだろうか?私も特に信仰心が篤い方でもなく、宗教に関わるのは、冠婚葬祭と初詣とどこかに旅行に行ったときに訪れる神社仏閣くらいのものだ。 今日の作品『樹木希林
LGBTにダウン症、差別との闘いを無にしないために、『チョコレート・ドーナツ』を世界ダウン症の日に観る。
今日は「世界ダウン症の日」ということなので、ダウン症に関係する映画は何か無いかと探して思い出した『チョコレート・ドーナツ』を紹介します。 舞台は1979年のアメリカ、自分がゲイであることを押し殺して来たと思われるポールが
都市の周縁部の人々から「多様性」の意味を探る-『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』
ベルリン映画祭で金熊賞を受賞した『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』が話題になっているジャンフランコ・ロージ監督、このロージ監督がヴェネチア映画祭で金獅子賞を受賞して注目を集めた作品がこの『ローマ環状線、めぐり
バレンタインだからフェアトレードについて考えよう!バレンタインを現代的に考える映画『バレンタイン一揆』
今日はバレンタインデー。バレンタインデーといえばチョコというのはお菓子メーカーの戦略だということはもうみんなが知っているが、サンタクロースが赤くなったのはコカ・コーラの戦略だというのと同じで、もはや理由なんてどうでもよく
林真須美、麻原彰晃の弁護士を追った映画『死刑弁護人』が問う「死刑」の意味
あなたは「死刑」について真剣に考えたことがあるだろうか?ニュースなどでは「死刑」という言葉に日々接していても、その意味を真剣に考えたことはあまりないのでは無いだろうか。 今回取り上げる『死刑弁護人』は「死刑」の意味につい
『すべての政府は嘘をつく』ーまったくその通りだ。では、トランプ大統領から民主主義をどう取り戻すのか。
ドナルド・トランプが大統領になって、世の中が変わったとは感じないけれど、世界の空気が少し変わったような気がしている。それはなぜなのかよくわからなかったのだが、このドキュメンタリー作品『すべての政府は嘘をつく』を見て、少し
いらないダムは壊せばいいのか?文明と自然、そして人間の関係を考えさせるアートの力-『ダムネーション』
最近、ダムが観光資源として注目されたりもしているが、ダムも建造物である以上老朽化していく。日本でもこれから老朽化を理由に取り壊す必要があるダムが出てくるという話だが、日本より早く多くのダムを建設してきたアメリカでは、この
ソーシャル・シネマはアートである-『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』から多様な解釈の重要さを学ぶ。
最近、というわけでもないが、アートの社会における重要性というのを感じる。アートというと小難しくて、「普通」の人たちには馴染みないもののように思えるが、たまに展覧会に行ったりすると、その力をすごく感じたりする。それはなぜか