故郷とは幸せな記憶と結びついた場所だ。故郷を奪われた被災者と喪失感を抱える人々と『ニッポニアニッポン フクシマ狂詩曲』
会津若松市に父と娘二人で暮らす楠木家の人々、市役所に勤める父の穀平が海沿いの楢穂町に出向することになる。福島第一原発事故の被災地の楢穂町の広報課で課長代理となった穀平はそれまで知らなかった被災地の現状を少しずつ知っていく
原発事故で現実を奪われた『プリピャチ』に暮らす人々は夢の中で現実とは何かと問う
1998年、チェルノブイリ原発から4キロに位置する町プリピャチにカメラが入る。原発から30キロ以内は立入禁止区域で、そのエリア「ゾーン」からものを持ち出すことはできない。しかし、そのプリピャチには畑を耕し魚を獲って暮らす
震災から6年を振り返って思うこと-『311』、NoddiN、「3.11映画祭」
2011年3月11日の東日本大震災からもうすぐ6年。日々の生活の中でその記憶は少しずつ薄れていくが、今のところ年に1度は「震災から○年」という報道でその記憶をよみがえらせることができている。 特に映像は最初にそれを見たと
富岡町はプリピャチになったのか?「第4回 グリーンイメージ国際環境映像祭」に見る福島と世界の「いま」
3月3日から5日にかけて、日比谷図書文化館で「第4回 グリーンイメージ国際環境映像祭」が開催される。 同映像祭は、環境についての映像作品を世界から公募し、優秀作品を選定、上映するもので今年で4回目。環境に関するものであれ
「お笑い芸人VS.原発事故 マコ&ケンの原発取材2000日」はジャーナリズムについての本当に素晴らしいドキュメンタリーだった。
2月5日に日本テレビで放送された「お笑い芸人VS.原発事故 マコ&ケンの原発取材2000日」は、本当に素晴らしいドキュメンタリーだった(再放送は2月12日、BS日テレで)。タイトルからは、原発事故についてのドキュ
『ヤクザと憲法』上映、『標的の島 風かたか』の先行上映も-座・高円寺 ドキュメンタリーフェスティバル
2月8日~12日まで、「座・高円寺」で22本のドキュメンタリーフィルムを上映する「第8回 座・高円寺 ドキュメンタリーフェスティバル」が開催される。 同映画祭は、「テレビ、映画の枠を越えて、ドキュメンタリーの魅力と可能性
チェルノブイリ原発事故はモスクワの仕業?『ロシアのキツツキ』の閉塞感と『プリピャチ』の現実感のなさに福島を思う
Amazonプライムビデオで『ロシアのキツツキ』という映画を観ました。聞いたことない人がほとんどだと思いますが、サンダンス映画祭のドキュメンタリー部門賞を取ったりしている作品です。内容は、チェルノブイリで生まれ、4才のと