『真珠のボタン』で西パタゴニアの先住民が投げかける「人間の愚かさ」の起源
パトリシオ・グスマン監督が『光のノスタルジア』から5年後に撮った続編的な作品。『光のノスタルジア』ではチリ北部のアタカマ砂漠が舞台でしたが、今度は最南端の西パタゴニアが舞台。そこにもチリの悲劇の跡があり、グスマン監督はそ
『光のノスタルジア』の圧倒的な映像美とチリの悲劇の歴史、そして時間と存在への哲学的疑問
パトリシオ・グスマン監督は1975年から78年にかけて『チリの戦い』という3部構成の政治ドキュメンタリーを手掛けた映画監督です。こちらの『光のノスタルジア』は歴史もモチーフにしながら、監督が興味を持つ宇宙をテーマに「過去
絶望の中から立ち上がるのに必要なものを教えてくれる、ISに破壊された町に生まれた『ラジオ・コバニ』の物語
死が当たり前の風景 シリア北西部の町コバニでラジオ局を立ち上げたディロバン・キコは、手作りのスタジオからニュースや音楽、インタビューをまちに届けています。コバニはISによる攻撃を受け壊滅状態、ディロバンも大学に進学予定だ
あなたの投票も狙われている。民主主義を破壊する本当の犯人は誰か。-『グレート・ハック』
インターネット上に存在する個人情報がどう扱われているのか、誰もが気になることだと思います。今回取り上げる『グレート・ハック:SNS史上最悪のスキャンダル』(邦題がイケてないのはもはやNetflixのお家芸)は、マーク・ザ
ビーガン布教映画から「肉を食べる意味」を考える-『健康って何?』
畜産が地球環境を破壊することから完全菜食主義(ビーガン)を勧めたドキュメンタリー映画『Cowspiracy:サステナビリティ(持続可能性)の秘密』、完全に賛同はできないにしても、地球の危機を救うための考え方の一つとして知