「印象操作」は社会を変えるか、ガエル・ガルシア・ベルナルが80年代の広告マンを演じる『NO』
私はここで「ソーシャルシネマ」などと銘打って「ソーシャル」について偉そうに語っているわけですが、「社会を変えたい」とか思っているわけでは決してありません。 ただ、自分が関心がある社会課題についてより多くの人に関心を持って
長編好きでもショートフィルムの可能性を感じられる『そうして私たちはプールに金魚を、』(Vimeoで無料配信中)
現在「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2017」(以下SSFFA)が開催されています。が、どうせ映画を見るならショートフィルムより長編映画というのが一般的な考え方でしょう。映画ってやっぱり90分とか120
エドワード・スノーデンと「共謀罪」、プライバシーと民主主義ー『シチズンフォー スノーデンの暴露』
テロ等準備罪に加計学園、忘れられつつある森友学園といろいろ、なんとも嫌になる政治ニュースばかりで、半ばあきらめ気分の今日このごろですが、そんなことではいけないと思って、「共謀罪」について考える材料になるかと、前から気にな
80年代へのノスタルジー?寂れゆくショッピングモールは資本主義の何を語るのかー「Dead Mall Series」
最近「持続可能な資本主義」という本を読み、その著者で鎌倉投信の新井さんという方にインタビューすることがあって、資本主義についてちょっと考えました。資本主義についてというか経済について描いた映画もいろいろあって、最近では『
沖縄の歴史は陵辱の歴史。アメリカ人監督が見たのは沖縄の“傷”ー『沖縄 うりずんの雨』
5月15日は沖縄の本土復帰の日、今年で45周年を迎えた。しかし今も沖縄では米軍基地が問題になり続け、問題は複雑化して、解決の糸口がつかめない。基地問題を扱った映画もいくつもあるけれど、その多くはどちらか一方の立場を主張す
振り回されるのはいつも庶民。問題は賛成か反対かではなく選択肢ー『長良川ド根性』から沖縄へ
GWもスカパーでやっていた東海テレビのドキュメンタリー特集。年に2回くらいやっているようなので、気になる方は次の機会をお待ち下さい。 今日はその中から、作品としては軽め(テーマは軽くないですが)の『長良川ド根性』です。
GWはスカパーで「東海テレビドキュメンタリー傑作選」を観て過ごそう
なんかスカパーの宣伝みたいで申し訳ないのですが、必見!の東海テレビドキュメンタリーをまたスカパーの日本映画専門チャンネルで特集放送するそうです。 私が、東海テレビのドキュンタリーを観るためにスカパーに入った話は以前にも書
選択を許されなかった、すべての虐げられた人々に捧げられた映画『ムーンライト』
アカデミー賞で作品賞を受賞した『ムーンライト』。 アカデミー賞も、昨年の受賞者が白人ばかりだったりして、今年も『ラ・ラ・ランド』が最有力と言われる中、ほぼ100%黒人しか出演していないこの映画が獲ったということは、映画の
信仰や宗教の話ではなく、寺社という存在の意味を考えるー『樹木希林 わたしの神様』
「信仰」や「宗教」というと日本人の多くは身構える。それはなぜなのだろうか?私も特に信仰心が篤い方でもなく、宗教に関わるのは、冠婚葬祭と初詣とどこかに旅行に行ったときに訪れる神社仏閣くらいのものだ。 今日の作品『樹木希林
下高井戸で障がい者問題などを考える特集上映、『人生フルーツ』上映も。
下高井戸シネマで4月15日から、障がい者や外国人をテーマにした映画を上映する特集上映「夏の嵐のあとに」が開催される。主催は「優れたドキュメンタリー映画を観る会」。 同会は、主婦らが中心となって1999年に結成、毎年1,2