耳の聞こえない少女を巡るディスコミュニケーションと自己嫌悪と青春-『聲の形』
小学6年生のガキ大将の石田将也のクラスに耳の不自由な少女・西宮硝子が転校してくる。どんなときでも遠慮して下手に出る硝子はいじめられるようになり、ある時、将也の行き過ぎた行為によっていじめが露呈、将也は仲間にいじめられるよ
ろうの家族を描いた『コーダ あいのうた』は、親子関係と世代間ギャップという普遍的なテーマを感動でまとめる
家族の中で一人だけ耳が聞こえる高校生のルビー。毎朝、父と兄と一緒に漁に出て手話通訳もする日々を送っている。高校で合唱クラブに入部したルビーは顧問の先生に可能性を見出され、バークレー音楽大学の受験を進められる。耳が聞こえな
岸井ゆきのが表現する耳が聞こえないボクサーの世界、『ケイコ 目を澄ませて』は障害と社会のあり方のこれからを問う。
生まれつき耳が聞こえないケイコは下町のボクシングジムでトレーニングをしてプロボクサーとしてリングに立つ。普段はホテルで清掃員として働きながら弟と二人暮らし。ボクシングに生活のほぼすべてを捧げるケイコだったが、ある試合を機