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気候変動は「肉食」のせい?環境保護のタブーに切り込むドキュメンタリー『Cowspiracy』を賛同できなくても観るべき理由

私が映画、特にドキュメンタリー映画を見ることの理由の一つに、声なき人の声を聞くことがあります。そのことについては別のところで少し書きました。 そして、声を聞くという意味では声が届かない人たちはもちろんですが、日常ではあま
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香港の民主化運動に共感せざるを得ない!十代が本気で社会を変える物語『ジョシュア』

香港で今起こっている民主化運動である「雨傘運動」とは一体どのような運動なのか、どんな歴史的な背景があり、なぜ彼らはあんなにも必死なのか、香港のニュースをあまり注視してこなかった私にはよくわかりませんでした。 そんな時に出
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【追悼:アニエス・ヴァルダ】フレームを変えれば現実は肯定できる、若い写真家とアニエス・ヴァルダの肯定の旅。『顔たち、ところどころ』

アニエス・ヴァルダが亡くなったことがあまりに話題にならないことに正直驚いています。そんなに知られてない監督だったんだねぇと。まあ、今どきヌーヴェル・ヴァーグの映画なんて観たことある人のほうが少数なのかもしれません。「映画
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【追悼:アニエス・ヴァルダ】人生の断片を敷き詰めた自伝的映画『アニエスの浜辺』から見えるヴァルダの魅力と退屈さの深み。

2019年3月29日に亡くなった映画監督アニエス・ヴァルダ。私も大好きな映画監督の一人でした。 しかし、意外と日本では知られていないのか、VODで映画を観られるわけでもなく、レンタルDVDも限られた作品しかなく、DVD化
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【電子書籍第2弾】アニエス・ヴァルダのアンチクライマックス:断片化されたドラマとドキュメンタリー

先月(2019年3月)、映画監督のアニエス・ヴァルダが亡くなりました。 ヌーヴェル・ヴァーグの監督(と言えるかどうかは議論があるかもしれませんが)の中では一番好きな監督と言ってもいいかもしれません。 そのアニエス・ヴァル
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縄文“ブーム”は始まったばかり。『縄文にハマる人々』から見える縄文にハマったほうがいい理由。

今年2018年もいろいろなものが流行りました。まあもうほとんど思い出せませんが。 今年流行ったと言えるものの中で唯一、私がハマったのが「縄文」です。「え?縄文なんて流行った?」という人もいるかも知れない、というか多いとは