#BlackLivesMatter について考えるための20本の映画
2020年5月25日に起きた、ジョージ・フロイドさん暴行死事件。これを機に、アメリカの人種差別に対する抗議運動が盛り上がりを見せ「#BlackLivesMatter(黒人の命も大切だ)」運動へと発展しました。 白人警察官
スパイク・リーは『セレブの種』でアメリカの複雑な差別をコメディで描く
30歳で製薬会社の部長にまで上り詰めたアフリカ系のジャック、今朝も仲の良い研究者であるシラー博士にコーヒーを持って行くが、博士はジャックに結婚して子供を作れという言葉を残して、窓から飛び降りてしまう。そして、彼のもとに残
スパイク・リーのヒューマンドラマ『25時』は複雑な人種関係が絡み合うNYを描き、単純化に警鐘を鳴らす
瀕死状態の犬を助けたドラッグ・ディーラーのモンティ、今はその犬を連れて川辺に座る。そこにドラッグを買いたいという男が現れるが、彼は「パクられたから」といってそれを断る。その後、彼は犬を連れて出身高校に向かう。彼は実は翌日
クライム・サスペンスの傑作『クロッカーズ』は黒人社会の殺人の意味を私たちに突きつける
ブルックリンの貧困地区に暮すストライクは仲間を率いて公園でクラックを売りさばいている。ある夜、彼はボスのロドニーに売上をちょろまかしている売人の一人を片付けろと命じられる。その夜、ストライクが怖気づき、近くのバーに入ると
アフリカ系アメリカ人の小さな物語が輝きを放つ『ゲット・オン・ザ・バス』
1995年、ワシントンで黒人男性による100万人大行進が実施されることとなった。LAからその行進に参加するためのバスに乗車した中には、初老の“オヤジ”や息子を手錠でつないで歩く父親、ゲイのカップル、映画監督志望の青年など
パキスタンの伝統音楽とジャズが文化の垣根を超える、『ソング・オブ・ラホール』が見せるエンパシーの力。
『ソング・オブ・ラホール』はパキスタンの伝統音楽を演奏するバンドがニューヨークの舞台に立つというドキュメンタリー。 パキスタンの伝統楽器の名手とニューヨークのジャズの巨匠が出会
なぜアメリカ人は銃で殺し合うのか、『ボウリング・フォー・コロンバイン』が明らかにする恐怖と差別の歴史。
いまやすっかり有名人のマイケル・ムーアが2002年に撮り、出世作となった『ボウリング・フォー・コロンバイン』。 ミシガン州で生まれ、銃とともに育ち、少年のころにはNRA(全米ライフル協会)から賞をもらったという経歴を持つ
アパルトヘイトからの和解を描いた『イン・マイ・カントリー』が教えてくれる償いと赦しの真の意味
人種差別に対する抗議運動が盛り上がりを見せる一方で暴動も起き、暴力の連鎖が生まれてしまっているようにも見える状況で、私たちはこの問題をどう考えればいいのか。差別の加害者と被害者がいて、その間に対立があるとき、その二者は和
黒人はなぜ殺され暴動が起きたのか。『ドゥ・ザ・ライト・シング』から考える黒人自身と社会の問題
後をたたない白人警察官による黒人の殺害事件。起きるたびに大きく報道され、抗議活動が行われてきました。その歴史をたどることももちろん有意義ですが、映画はそれをどう扱ってきたのかを振り返ると、暴行事件とアメリカ社会と黒人の関
映画史上最も有名な未完の映画『ホドロフスキーのDUNE』は完成しなかったからこそ意味があった?
映画史上最も有名な未完の作品ともいわれる『DUNE』。『エル・トポ』『ホーリー・マウンテン』などを監督したアレハンドロ・ホドロフスキーが、フランク・ハーバートのSF小説をもとに2年半の歳月をかけて準備した作品だった。 こ