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#BlackLivesMatter について考えるための20本の映画

2020年5月25日に起きた、ジョージ・フロイドさん暴行死事件。これを機に、アメリカの人種差別に対する抗議運動が盛り上がりを見せ「#BlackLivesMatter(黒人の命も大切だ)」運動へと発展しました。 白人警察官
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スパイク・リーのヒューマンドラマ『25時』は複雑な人種関係が絡み合うNYを描き、単純化に警鐘を鳴らす

瀕死状態の犬を助けたドラッグ・ディーラーのモンティ、今はその犬を連れて川辺に座る。そこにドラッグを買いたいという男が現れるが、彼は「パクられたから」といってそれを断る。その後、彼は犬を連れて出身高校に向かう。彼は実は翌日
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クライム・サスペンスの傑作『クロッカーズ』は黒人社会の殺人の意味を私たちに突きつける

ブルックリンの貧困地区に暮すストライクは仲間を率いて公園でクラックを売りさばいている。ある夜、彼はボスのロドニーに売上をちょろまかしている売人の一人を片付けろと命じられる。その夜、ストライクが怖気づき、近くのバーに入ると
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なぜアメリカ人は銃で殺し合うのか、『ボウリング・フォー・コロンバイン』が明らかにする恐怖と差別の歴史。

いまやすっかり有名人のマイケル・ムーアが2002年に撮り、出世作となった『ボウリング・フォー・コロンバイン』。 ミシガン州で生まれ、銃とともに育ち、少年のころにはNRA(全米ライフル協会)から賞をもらったという経歴を持つ
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アパルトヘイトからの和解を描いた『イン・マイ・カントリー』が教えてくれる償いと赦しの真の意味

人種差別に対する抗議運動が盛り上がりを見せる一方で暴動も起き、暴力の連鎖が生まれてしまっているようにも見える状況で、私たちはこの問題をどう考えればいいのか。差別の加害者と被害者がいて、その間に対立があるとき、その二者は和
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黒人はなぜ殺され暴動が起きたのか。『ドゥ・ザ・ライト・シング』から考える黒人自身と社会の問題

後をたたない白人警察官による黒人の殺害事件。起きるたびに大きく報道され、抗議活動が行われてきました。その歴史をたどることももちろん有意義ですが、映画はそれをどう扱ってきたのかを振り返ると、暴行事件とアメリカ社会と黒人の関